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2007.7

ママだってたまには休みたい
育児というのは、自分の意にならない、「子ども」という個性と根気よくつきあって、そしてその個性を育てていくという、とてもストレスのたまる「仕事」です。
ましてや家の中で子どもだけと向き合っていればなおさらです。食事やお風呂の時間を気にしながら、けがをさせないようにハラハラしながら過ごしている・・・。子どもと接している時間がいちばん長いママは、とてもストレスがたまっていることでしょう。たまには「お母さん」という職業から解放してあげてはどうでしょうか。「お母さん」以外の時間を作れること、与えてもらうことも、よい「お母さん」をするための条件なのです。

育児がストレスになる原因
育児がストレスになるのは、「ひとつの役割から逃れられない」という意識です。与えられた役割を放り出してしまうわけにはいきません。子どもというのは、ただ自分の欲求をぶつけてくるものなので、ママは1日中、コントロールのきかないものに振り回されているわけです。さらに、その上に掃除・洗濯、食事の支度、近所つき合い…というもろもろの用事も山積み、「分刻みのスケジュール」といってもいいくらいです。小さい子どものいる家庭では、「主婦は三食昼寝付き」ということは絶対にありえません。
「子どもを立派に育て上げる」という責任を果たそうと一生懸命になればなるほど、「いいお母さん」をしようと思えば思うほど、自分に合格点をあげられなくなります。例えば、子どものためを思って何でも手作りしようとしても、時間は限られているので、完璧にできるわけではありません。その結果、心身ともに疲れてしまうのです。

こうした不満や疲れは人間として当たり前の感情ですが、その役割についている間は我慢して、優等生を演じなければなりません。特にひとつの役割の中にいると、常にその期待に応えなければならないと感じてしまいます。これがさらにフラストレーションを増加させ、自分を責めたり落ち込んだりしてしまいます。すると、当然、その役割がうまくいかなくなり、ますます自責の念が高まる、といった悪循環に陥ってしまうのです。

そんな状態でも、客観的に冷静に自分を見つめることができたら、不思議と気持ちが収まるものです。仕事上でいえば、お茶を飲んだり、みんなで飲みに行ったり、カラオケで盛り上がったりするようなことです。役割を一時的に休むことで、疲れをいやしたり、たまっている不満を吐き出してリフレッシュする効果があります。こうしたサイクルを繰り返して、もとの役割や仕事に戻っていくのです。


夫としてできること
母親としての役割を離れられる時間や場所を確保できているにしろ、できていないにしろ、みんな子育ては楽しいと思っています。子育てを楽しいと思えないから、子どもをかわいく思えないから、子育てがつらいというのではありません。母親としての役割を離れる時間や場所を確保できないから、子育てに対してイライラしたり落ち込んだりしているのです。それは、職業をもったり、自己発言の場をもつことでもありません。

夫が「感謝やねぎらいの言葉をかけてくれる」、「今日1日の子どもの様子について話を聞く」といった、心理的なサポートをすることが何よりなのです。育児や家事を手伝ってもらうよりも、話を聞いてもらう方が、母親としての役割を離れられる時間や場所を確保することに効果があるという調査結果もあります。

夫の役目としては、妻が子育ての中でのうっぷんをはらす時間や場所をつくってあげられるといいのではないでしょうか。こうしたうっぷんは一人の人間として感じているわけで、母親としての役割からはみ出しかかっている状態といえます。そこを夫の力で完全に引っぱり出してあげるのです。しゃべっているうちに妻が心を整理できるように、夫は話を聞いてあげるのです。だまって聞き、指示はしないほうがいいでしょう。できれば、たまには子どものことを忘れて、お互い夫として妻として、お酒でも飲みながら世間話をするのもいいかもしれません。とはいえ、仕事で苦労しているパパにあまりムリはいえないところでもありますが・・・。

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