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2003.05
お母さんもっとリラックスして
 先ず、乳児栄養と小児保健の問題にライフワークとして携わってこられた小児科の故二木 武先生が、「母乳が足りなくても安心」(土屋文安、山本良郎共著:ハート出版、1997)という冊子の中で述べておられる、“母乳にこだわるノイローゼ”と“セカンド主義で育児を楽しむ”ことについて紹介しましょう。なお先生のこのお考えは、あくまでも“現在のミルクの品質の高さ”が支えとなっています。


 『お乳を「母乳」か「ミルク」かどちらにするかの選択では、母乳にこだわる風潮が圧倒的に強くなりました。これはもちろん良いことですが、このこだわりが強くなり過ぎると「母乳絶対主義」となり、ミルクの栄養効果を不当視したり、母乳でなければいけないと自らを精神的に追いつめて、母乳ノイローゼになってしまっている母親が見られます。』


 『昭和50年代中頃から母乳栄養の頻度が高くなったのは大変良いことでした。これは当時厚生省の主導で、保健所などの行政機関が熱心に母乳の普及に努めた効果が大きかったと思います。またその頃、母乳の優れている点、即ち、その組成や栄養代謝面、免疫効果などが解明されて、母乳のメリットが理論的・学問的にも明確に説明できるようになったのです。

 このような背景があって育児雑誌、育児書、新聞、テレビなどのマスコミが盛んに取り上げ、母乳の優位性をピーアールしました。小児科医や病院などの医療・保健関係者は、母乳礼賛の言説や指導を活発に行いました。これらの社会的啓蒙活動のおかげで、母乳の意義、重要性が一般のお母さんにしっかり認識され、“是非母乳で”育てようという自覚を与えたことは大変な功績でした。』

 『しかし一方では、この啓蒙が次第に社会の「空気」となり、何が何でも母乳育児でなければならない、ミルクを与えてはいけないという“社会的圧力”となって、母親を萎縮させ、育児上のいろいろな問題の原因となる副作用をもたらしました。この傾向は当時(昭和50〜60年代)ほど強くはありませんが、現在に至るまで一貫した流れとなっています。』


 『母親の育児態度は、社会的雰囲気の中で強い影響を受けます。割合に楽天的でのんきなお母さんはそれほど神経質にならずにすんだと思いますが、真面目で心配性のお母さんほどかなりのストレスとなったことでしょう。

 出産前には何が何でも母乳育児をしようと、悲壮感にも通じる強い決心をします。出産後には、果たして母乳が出るかどうかの不安感を持ちます。このようなストレスや不安感は母乳分泌に抑制的に働き、そのために出ないこともありましょう。出産直後には母乳が出ないのであきらめてミルクを足していたら、4〜5週目頃から良く出るようになる例は少なくありません。これは、主に出産時の緊張・ストレス意識が原因で、それらからの解放の結果母乳が出るようになるのではないでしょうか。』

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