手と口の協調運動ってなんだろう?

食具食べについて学ぼう

手づかみ食べを1歳半ごろまで経験することで、手と口を協調して動かすことができるようになってくると、今度はスプーンなどの食具を使って食べることを覚えはじめる段階へと移っていきます。

1.食具をつかむ
「手づかみ食べについて学ぼう」でも触れたように、乳幼児の手と指は小指の方から発達していきます。まだ小指側に力が入っている頃は、小指の方にスプーンの先を向けるような握り方が多く見られます。親指に力が入るようになると、スプーンの先を親指側に向けて、"手のひら"で握れるようになり、さらに、指先に力を入れられるようになると"指"で握れるようになっていきます。
2.食べ物をすくう
最初は「片方の手でスプーン、もう片方で食器」というような、両手を協調させた動きができず、スプーンで上手にすくえません。しかし、両手を協調させた動きが徐々にできるようになると、先ずはじめにスプーンを食器に押し当てて食べ物をすくうことができるようになり、次第にスムーズにすくえるようになっていきます。
3.食べる
まだ唇が使えないうちは、歯でそぎ落としたり、腕を回したり、スプーンをひっくり返して食べ物を口の中へ入れます。次第に、スプーンの上の食べ物を唇ではさみ、スプーンを引き抜いて食べられるようになり、最後には唇の力だけで口の中へ食べ物を入れられるようになります。

このように、食具食べを身につけるためにはまず始めにスプーン食べの練習が必要です。スプーンでじょうずに食べられないので、ついフォークを使ってきれいに食べさせたくなりますが、先ずはスプーンなどの食具を使って唇を閉じて食べることで、自分の口に合った一口の量を覚えていくことが必要です。焦らず、先ずはスプーンの練習でお子様が自分に合った一口量を覚えてから、フォークの練習をはじめるようにしましょう。